1. 被曝について
Q1-1. いま現在、報道されてる程度の放射線量でも被曝するものなのでしょうか?[3/14-14:00]
A. 放射性の原子が数十〜数百個皮膚に付着しただけで、ガイガーカウンターで被曝が検出されます。今回の被曝程度は分かりませんが、検出感度は非常に高いため、少しの被曝でも検出されます。
Q1-2. 間接的な被曝などについては心配したほうがよいのでしょうか。たとえば近海で獲れた魚とかには気をつけたほうが良いのでしょうか?[3/13-13:00]
A. 漏れた放射性物質の量が、いま報道されているレベルなら心配ありません。自然界にも放射線を出す物質は沢山あります。
Q1-3.「外に出ない」ということが防御策となりますか?[3/13-15:00]
A. 原発の近くに行かないことが第一です。政府の避難指示20kmが目安です。そして外気に触れないことです。
Q1-4. 20km以上離れれば安全ということですが、外気に触れないというのは、東京でも同様でしょうか。東京在住の人は、肌を露出しての外出は控えるべきでしょうか?[3/14-14:27]
A. 福島と東京のあいだは200km以上離れています。被曝は風で運ばれる放射性物質によって引き起こされ、遠くなればなるほど放射能は薄まるので、通常は、東京にいる方が無闇に心配することはありません。
Q1-5. ではなぜ20kmに拡大したのでしょうか?[3/13-15:00]
A. 政府の判断基準はわかりませんが、アメリカで1979年に発生したスリーマイル島の原発事故の時は16km以遠には影響が及ばなかったとされています。このデータから推測すると、政府の避難指示は適切だと思います。
Q1-6. 放射線が漏れ出した場合、範囲はどこまで及びますか?[3/13-15:00]
A.漏れた放射性同位元素量と,天気(特に風)がわからないと、予測困難です。今回同様格納容器が無事だったスリーマイル島の場合は,10マイル(16km)より遠いところには影響が及ばなかったとされています。
Q1-7.一時的に放射線の量が上下しましたよね。その理由はなんですか?[3/13-15:00]
A.容器の内圧を下げるため排気(「ベント」と表現されたりしています)したため、その時に溜めこまれていた放射性物質(主に放射性のキセノンやヨウ素など)が外に出たと考えられます。現状では大量の放射性物質の放出を避けるために格納容器を守るほうが重要であり、これは避けられないものであったといえます。
Q1-8. 最悪の場合はどうなるのでしょうか?[3/13-15:00]
A. どうなるかは、放出量と天気で決まります。ヨウ素131は空気より重いので、風が弱ければあまり遠くまで拡散しません。半減期も8日と短いです。[最終更新:3/13-13:00]
Q1-9. 放射性物質の半減期はもっと長いのかと思っていました。[3/13-15:00]
A. キセノン137の半減期は3.8分であり、半減期が30年のセシウム137に変化するおそれがあるので、油断はできません。
Q1-10. 1 時間で放射能が1/100 に落ちるというのが、ちょっと解せません。風向きとかでしょうかね。[3/13-15:00]
A. 放出されるのは、キセノンやクリプトンなどの希ガスの短寿命放射性同位元素が多いのです。たちまちレベルが落ちたなら、放出は長時間に及ばなかったと推測されます。
Q1-11. 第一原発付近の双葉厚生病院にて被曝者が出ているようなのですが?[3/13-15:00]
A. 第一原子力発電所の北北西4kmあたりのところにある、双葉厚生病院のグラウンドで自衛隊のヘリコプターによる搬送を待っていた三人が被曝したようです。除染(まずは体を洗う)が必要ということは、ここでの被曝とは原発から風で運ばれた放射性同位元素が体に付着しているという意味のようです。[最終更新:3/13-13:00]
Q1-12. ヨウ素131による被曝は、どのていど危険ですか?[3/13-15:00]
A. 今回放出された可能性がある放射性同位元素のうち、ヨウ素131は特に気化しやすく、体内に吸収されると内部被曝を起こすのは確かです。そのため対応策の話が多く出ていますが、ヨウ素131は、一般的な甲状腺治療にも使われている核種でもあり、治療に用いられる程度の量では甲状腺がん増加の報告はありません。[最終更新:3/13-13:00]
Q1-13. 市販のヨウ素を含む薬品は被曝の対策になりますか?[3/13-15:00]
A. 専用に作られた「安定ヨウ素製剤」以外は、もともと飲むために作られたものではないので効果は期待できず、それどころか健康被害の可能性がありますので、飲まないで下さい。下記のページの「安定ヨウ素剤以外を服用することは危険です」もご覧下さい。
http://smc-japan.sakura.ne.jp/?p=750